日蓮聖人降誕800年
日蓮宗全国霊断師会連合会
よろこびちゃんの質問箱 よろこびちゃんの質問箱

第53回

正座はいつからはじまったの?

よろこびちゃん_イラスト 小川けんいち
正座はいつからはじまったの?_イラスト 小川けんいち

イタタタ。

長い時間お参りしていたら、よろこびちゃんの足しびれちゃった…

正座って足が痛くなるからちょっと苦手…

そういえば正座って「正しい座り」って書くけど、正座をしている仏像って見かけないし、外国に正座の文化はないのにいつから正座があるのだろう?

江戸時代までは、武士も庶民も「安座」と言って今のあぐらの姿勢が主流だったの。

正座を主流の姿勢にしたのは、江戸幕府三代将軍徳川家光と言われているよ。

その訳は、正座の姿勢の美しさ。

あぐらでは丸まってしまう背中が正座では真っすぐ伸びてきれいに見えるからなの。

そして意外なもうひとつの理由は、常に家来の反逆を防ぐためなのだって!

常に反逆を恐れていた家光は、家臣に正座をさせて足を痺れさせ、急に立ち上がり襲うのを防ぐために命じたみたい。

正座の由来は他にもいろいろあるよ!みんなも調べてみてね。

正座って痛いけど背筋が伸びて美しい!

みんなも正座で合掌、身も心もキレイにしましょうね!

※この記事は、教誌よろこび令和2年年7月号に掲載された記事です。

イラスト 小川けんいち

pagetop

TOP